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高円宮杯U−15、北海道からはコンサドーレとSSSが全国に挑戦

16・01・11
 中学生世代の頂点を決める「高円宮杯第27回全日本ユース(U−15)サッカー選手権大会」が12月19日から28日の期間、茨城県のひたちなか市総合運動公園他で行われた。

 本大会は、各地域の予選を勝ち抜いた強豪32チームが集結。北海道からはコンサドーレ札幌U−15(第1代表)、SSSジュニアユース(第2代表)が全国の強豪に挑んだ。

 19日の1回戦、コンサドーレは清水エスパルスジュニアユース(東海第2代表)と対戦。試合は開始5分、コンサドーレが初戦の硬さからかPKを与え、先制点を許す。厳しい立ち上がりとなったが、前半23分、コンサドーレが同点に持ち込む。後半に入ると、さらにエスパルスが攻勢を強める中、しのぎ切り1−1のまま試合は延長戦に。

 すると、延長前半7分にエスパルスがゴールを奪い1点リード。苦しい展開の中、延長後半4分、コンサドーレが再び追いつく意地の同点ゴール。しかし、直後の6分にエスパルスが決勝ゴールを決め2−3で敗戦。コンサドーレは延長も含めシュート数4本で、エスパルスは計21本と圧倒される中、接戦に持ち込めたが本来の力は発揮できなかった。

 一方のSSSは、ベガルタ仙台ジュニアユース(東北第1代表)との1回戦。シーソーゲームとなったこの試合は、SSSが前半16分に先制されるも、前半19分に同点ゴール。今度はベガルタが前半25分に2点目を決めると、直後の26分に再び追いつき2−2で後半へ。

 今度こそ先手を取りたいSSSだったが、後半7分にまたもやベガルタがゴールを奪い三度目のリードを許す。しかし、ここからSSSの攻撃のスイッチが入ったか、後半17分、29分、80+1分に3連続ゴールを叩き込み5−3の逆転勝利。SSSの攻撃的な姿勢が実った見応えのある一戦だった。

 翌20日行われたヴィッセル神戸U−15(関西第5代表)との2回戦。SSSは、序盤から高い位置でのプレッシャーが効き、ペースを握る。しかし、攻め込みながらもゴールを奪えずにいると、耐えていたヴィッセルが前半11分に先制。SSSは、前半14分にサイド攻撃から同点に追いつくが、前半23分にコーナーキックから失点。後半7分にはヴィッセルが中央を崩し3点目のゴールを決めた。その後SSSも反撃を見せたが、そのまま1−3で敗戦。ベスト16で姿を消したSSSだが、2試合ともJ1リーグ下部組織相手に堂々とした戦いは評価に値するだろう。

 迎えた28日の決勝戦は、セレッソ大阪U−15(関西第2代表)とガンバ大阪ジュニアユース(関西第3代表)の大阪ダービーとなった。延長戦にもつれ込む激闘はトータルスコア3−2でセレッソが勝利し、大会初優勝で幕を閉じた。
編集部