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高円宮杯U−15、コンサドーレ札幌とSSSが全国へ

15・11・11
 中学生年代の頂点を決める「高円宮杯第27回全日本ユース(U−15)サッカー選手権大会」。その全国大会出場を決める「第27回北海道ユース(U−15)サッカー選手権大会」が10月17日から11月3日にかけ、札幌サッカーアミューズメントパーク(SSAP)他で行われた。

 北海道から全国への出場は2枠。その内1枠は、「第9回北海道カブスリーグ(U−15)」で優勝したコンサドーレ札幌U−15が既に獲得しており、残り1枠を16チームのトーナメント形式で争った。

 参加チームの内訳は、道カブスリーグ1部所属の8チーム(コンサドーレ札幌含む)、同2部の上位4チームに加え、各地区ブロックカブスリーグ代表の5チーム。

 道カブス1部優勝のコンサドーレ札幌は、スーパーシードとなり決勝の舞台で待ち構えるため、準決勝を勝利することで残り一枚の全国切符を手にすることができる。

 その命運を分ける10月25日の準決勝。勝ち上がって来たのは、道カブス1部2位のSSSジュニアユースと、道カブス1部4位のクラブフィールズU−15。

 この日は、時折あられも降る悪天候だったが、両者の全国への気持ちが高ぶる中、キックオフ。試合は開始直後からSSSの勢いが勝り、2点を奪う。しかし、フィールズも簡単にはあきらめない。少ないチャンスを確実にものにすると、前半の内に2点を返し、同点で後半へ。

 勢いに乗るフィールズに対し、SSSは嫌な流れを断ち切るように相手ゴールに向かう。終盤に向け、連続した攻撃がボディブローのように効いたか、粘り強く守っていたフィールズゴールをこじ開けたSSSが決勝点。3−2のスコアで決勝進出と、全国大会出場を決めた。

 大会最終日となる11月3日、SSAPの天然芝グラウンドで行われた決勝戦。試合は、開始早々にコンサドーレ札幌が先制点を奪い、SSSの出鼻をくじく。その後SSSが盛り返し、決定的な得点機もあったが決めきれず。結局、1−0のスコアは動かず、道カブスを無敗で制したコンサドーレ札幌が優勝。昨年と同様の順位となった。

 これにより、優勝、準優勝の両チームは12月19日から28日の間、茨城県と東京都で開催される高円宮杯全国大会に挑戦する。本道の中学生年代のレベルアップのためにも、全国での躍進を期待したい。


 上写真/北海道大会を優勝して全国大会に臨むコンサドーレ札幌U−15の選手たち。写真提供:コンサドーレ札幌U−15



 上写真/北海道大会準優勝で全国大会出場を決めたSSSジュニアユースの選手たち。写真提供:SSSジュニアユース

編集部