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スポーツ振興くじ「toto」活用例の情報交換会開催される

15・11・11
 北海道の外サッカーシーズンも終盤に差しかかかった10月30日、NPO法人SSSスポーツクラブ(SSS札幌サッカースクール)主催の「スポーツ環境向上を目指す情報交換会」が参加費無料で開催された。

 当日は、石狩市花畔地区にあるSSS札幌のホームグラウンド視察後、スポーツ振興くじ「toto」(日本スポーツ振興センター)による助成事例を中心に、SSS札幌が実際に助成金を受け行なってきた整備事業などが紹介された。

 説明会では、近年全国規模で急速に導入が進んでいるというLEDナイター照明のメーカー(株式会社ソディックLED)と、各地で高い評価を受けている人工芝メーカー(ヨコハマ弾性舗装システム株式会社)から専門家が招かれ、北海道の適正に合わせた実例などの説明があった。

 ソディックLEDの川股要一常務取締役は「SSS札幌さんへの設置後、全国的にかなりのペースで弊社商品の導入が進んでいる。LEDナイターは省エネルギー性が特に優れており、いち早い導入がコスト削減にもつながる」と説明。続けて「本社は神奈川県ですが、北海道で最初にSSS札幌さんへの導入決定は正解だった。本会を含め、各種の活動内容や運営面を見て全国でも有数のクラブだと感じており、今後も楽しみです」と、コメント。

 ヨコハマの倉口茂則専務取締役支店長は「グラウンドの人工芝生化と、性能の向上はここ20年でどんどん進化してきた。特に雪国では天然芝よりもやはり人工芝の優位性と効果が高いことが実証されてきた」とし、「各メーカー出そろってきたが、弊社の強みである北海道に専用の整備システムを置くアフターフォローが導入先から高い評価を得ている」と、説明した。

 参加者からは「本道での身近な実例を詳細な情報を加えて教えていただき大変参考となった。また、専門家を交えての情報はすぐにでも役立ちそう」と、感想を述べていた。

 今後は、スポーツ振興くじの活用はもちろん、学校や自治体でも人工芝生化やナイター照明など整備が進み、地域スポーツの競技力向上にもつながることを期待したい。
 上写真/2013年9月、日本スポーツ振興くじ「toto」の助成金を活用し整備されたSSS人工芝グラウンド(メーカー:ヨコハマ弾性舗装システム株式会社)


 上写真/2014年9月、同じく「toto」の助成金を活用しSSSグラウンドに導入された、北海道初の省エネ型LEDナイター照明(メーカー:株式会社ソディックLED)

編集部