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高円宮杯U−15、コンサドーレとSSSが全国の壁に

15・01・11
 中学生年代の日本一を決める「高円宮杯第26回全日本ユース(U−15)サッカー選手権大会」が、12月20日から27日の日程で、茨城県ひたちなか市総合運動公園他で行われた。

 全国の舞台に集結したのは厳しい予選を勝ち抜いた精鋭32チーム。北海道代表は、SSSジュニアユースとコンサドーレ札幌U−15が挑んだ。

 20日の1回戦、北海道第2代表のSSSは、優勝候補の一角浦和レッズジュニアユース(関東第4代表)との一戦。前半を1−3で折り返すと、後半は一進一退の攻防もスコアは動かずそのまま試合終了。攻撃的で見ごたえのある試合だったが、決定力に勝る浦和の前に涙を飲んだ。

 北海道第1代表のコンサドーレは、1回戦でカティオーラFC U−15(九州第4代表)と対戦。前後半ともに1点ずつを奪うと、守っては相手の攻撃を無失点で抑え2−0で勝利。北海道カブスリーグ優勝の実力を発揮し、翌日の2回戦へ駒を進めた。

 2回戦の相手は、京都サンガF.C.U−15(関西第3代表)。前半に1点を先制されるも、後半に入り起死回生の同点ゴールを奪い試合を振り出しに戻す。押し込まれる展開の中、何とか食い下がりたいコンサドーレだったが、京都に痛恨の勝ち越し点を許し1−2でタイムアップ。惜しくも3回戦進出はならなかった。

 27日に行われた決勝戦。FC東京U−15深川(関東第2代表)とヴィッセル神戸U−15(関西第2代表)の対戦は、両者譲らず1−1のまま延長戦に突入。延長後半に2点を奪った東京が3−1で競り勝ち、見事日本一の座に輝いた。

 善戦はしたが全国の強豪の前に屈した北海道代表の2チーム。本州に比べるとトップレベル同士の対戦機会が少ないだけに、日頃のトレーニングから攻撃と守備の質を引き上げ、ハイプレッシャーの中で通用する選手の育成が望まれる。今回参加をした選手たちには、全国での経験や悔しさを次のステージで生かし、更なる成長を期待したい。
編集部