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北海道初となる最新型LEDナイター照明が設置される

14・10・17
上写真/公式基準をクリアーするストライプの人工芝を北海道初導入となる最新型LEDナイターが照らす。


 今年35周年を迎えたSSS札幌サッカースクール(特定非営利活動法人SSSスポーツクラブ)が、日本スポーツ振興センターtotoからの助成金を活用し、昨年の人工芝グラウンドに続き、最新型のナイター照明を整備。9月23日には協力者への感謝イベントとナイター照明の点灯式が行われた。

 設置されたのは、石狩市花畔地区スポーツ広場隣のSSSホームグラウンドで、株式会社ソディックLED社製の最新型モデルの照明。導入に向けて、ソディックLED常務取締役の川股要一氏は「当社製品は、通常のLEDに比べて単体で強い光を発することのできる大光量単一光源型を採用。これまでの水銀灯1500W以上の明るさを出し、投光器1台の消費電力は450Wと3分の1以下です」と説明。

 さらに「今回のノーベル物理学賞の話題も加わり、あらためてLED照明の省エネ効果や耐久性など大変注目されています。屋外施設でも需要が高まる中、北海道での導入は初めて。当社製品の強みと、歴史あるSSSさんのタイミングが一致したことは非常にうれしいですし、ここが北海道型のモデルケースとなるでしょう」と語った。

 SSS担当者も「今までのナイター照明と比べると、確かにイニシャルコストは高いが、ランニングコストの低さと、道内の電力供給を含めた省エネの必要性から考えた。これからはスポーツ活動についてもエコ・エネルギーの観点は必然」と、他の施設に先駆けて導入を決めたという。

 今回のナイター照明の整備によって、グラウンドの稼働率は大幅に向上し、早くも中学生年代のリーグ戦がスタート。北海道の地域特性からも人工芝の普及が進んでいるが、スポーツ環境の向上から、地域全体の競技力向上につながることを期待したい。


 上:上段写真/9月23日の感謝イベントで屋外バドミントンに夢中となる子どもたち
 上:下段写真/グラウンドゴルフでは、子どもたちだけではなく保護者も一緒になって楽しんだ

編集部