地域のサッカー情報

一覧に戻る

第32回知事杯全道サッカー選手権 天皇杯代表にノルブリッツ

14・07・23
 上写真/知事杯決勝で札幌大学を破り、天皇杯全日本サッカー選手権への出場を決め、カップを前に喜ぶノルブリッツ北海道の選手たち(写真はいずれも7月19日、札幌市厚別運動公園競技場、撮影・石井一弘)


− 5年ぶり5度目の優勝 −

 6月から全道各地で行われてきた第32回知事杯全道サッカー選手権大会は7月19日最終日の決勝戦を迎え、札幌市厚別運動公園競技場で、天皇杯道代表決定戦を兼ねて行われた。学連の雄・札幌大と社会人・クラブチームの代表・クラブフィールズノルブリッツ北海道の間で行われ1−1のまま延長にもつれ込み、ノルブリッツが延長前半13分に山田庸介のゴールが決まり120分の熱戦を制した。

 第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会は、すでに1回戦が行われているが、道代表(北電時代から5年ぶり5度目)のノルブリッツは7月26日午後1時から同競技場で、群馬代表のtonan前橋サテライトと対戦する。天皇杯にはJ2コンサドーレ札幌も出場するが、8月6日午後7時から、同競技場での2回戦で登場、ノルブリッツ―前橋の勝者と対戦する。

 ノルブリッツは今季から結城慎悟監督が就任、北電傘下のクラブフィールズのトップチームとして、青少年のクラブチームを育成しながらのスポーツクラブ。結城監督は「内容はまだまだ、だが一つでも多く勝って、応援してくれるみんなの後押しに報いたい」と話していた。スタンドから少年少女の小気味よい応援の声が響いていた。

 一方、昨年までは、学連の岩見沢教育大と交互に代表になっていた札大は、橋本茂之監督が「フォワードの位置取りがうまく行かなかった」と、こんなはずでは?の表情。隣には、コーチの肩書の木島敦・前ノルブリッツ監督。帝京高−農大、東芝−コンサドーレでプレーした元気印。「やー」とあいさつすると、「こんなはずでは」と照れながら「ベテランで高度な技術を持った選手が多い(ノルブリッツ)差ですかね」と、次の全日本大学選手権に向けて、気持ちを切り替えていた。


 上:上段写真/前半12分、先制ゴールを決めたノルブリッツ北海道のMF赤坂(7番)がチームメイトと一緒に喜ぶ。札幌大学MF種元(18番)らはガックリ
 上:下段写真/後半5分札幌大学MF有働(9番)が相手DFのこぼれ球を決めて同点とする。ノルブリッツ北海道GK平加(1番)、その右、キャプテンDF倉谷(22番)


 上:上段左側写真/延長前半13分、後半途中から出場していたノルブリッツ北海道のFW山田が決勝点となったゴールを決める。左、札幌大学キャプテンDF菅原
 上:上段右側写真/延長後半11分、札幌大学キャプテンDF菅原(10番)のシュートを懸命に守るノルブリッツ北海道MF赤坂(7番)。延長に入り札幌大学は圧倒的に攻めたが、ノルブリッツ北海道が守りきった
 上:下段写真/知事杯決勝で札幌大学を破り5年振りの優勝を決め喜ぶノルブリッツ北海道の選手、スタッフたち。前列中央右、白シャツ姿が結城慎悟監督。後方スタンドでは下部組織「RINDA」の女の子たちが懸命に応援していた

池田淳 写真はいずれも石井一弘撮影