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全日本ユースフットサル、コンサドーレ旭川の躍進光る

14・02・11
 フットサルの中学生ナンバーワンチームを決める「第19回全日本ユース(U−15)フットサル大会」が、1月11日から13日の日程で三重県伊勢市の三重県営サンアリーナで行われた。

 この大会には全国各地域の予選を勝ち抜いてきた強豪16チームが参加。北海道代表は第1代表から札幌ジュニアFCユース、コンサドーレ旭川U−15、旭川市立北門中学校の3チームが全国に挑んだ。

 予選Aグループに入った北門中は初戦でボアソルテ美都FC(中国地域代表/島根県)に8−2と大勝するも、続くブリンカールFC U−15(東海地域第2代表/愛知県)戦は0−1で惜敗。最終戦となったアスペガスFC(関西地域代表/奈良県)も2−3で競り負け、1勝2敗で予選リーグ敗退。

 予選Bグループの札幌ジュニアはFC五十嵐ジュニアユース(北信越地域第1代表/新潟県)に2−7と初戦で敗れたが、エスペランサ熊本(九州地域代表/熊本県)に6−2、ヴェローダ U−15(四国地域代表/徳島県)を4−2で下し連勝。しかし、3連勝のFC五十嵐に及ばず予選突破はならなかった。

 予選Cグループのコンサドーレ旭川は、前年度チャンピオンの長岡JYFC(北信越地域第2代表/新潟県)との初戦を2−0で制し勢いに乗ると、続くルキナス印西SC(関東地域第2代表/千葉県)に4−2、津ラピドFC(開催地地域代表/三重県)には4−0と勝利。3連勝で決勝トーナメントへ。

 13日に行われた準決勝。コンサドーレ旭川の相手はマルバ茨城fc(関東地域代表/茨城県)。前半を1点リードされて折り返したコンサドーレ旭川は、後半に粘りを見せ2ゴールを奪い逆転。そのまま逃げ切りに成功し、コンサドーレ旭川が同日の決勝舞台に進む。

 迎えたFC五十嵐との決勝戦。先にリードしたのはコンサドーレ旭川だったが、FC五十嵐が前半で追いつき1−1。後半、今度はFC五十嵐が先に点を決めると、直後にコンサドーレ旭川もゴールを奪い2−2。白熱した試合に終止符がうたれたのは試合終了間際、FC五十嵐のキャプテン関口がこの日3得点目の活躍で決勝ゴール。粘りを見せたコンサドーレ旭川だったが、最後で力尽きた。

 惜しくも優勝には届かなかったものの「旭川にもコンサドーレあり」を全国に知らしめた。そして中学校の部活チームとして唯一全国大会進出の北門中も称賛に値するだろう。今回の大会では、北海道のみならず、旭川地域の意地が光った戦いだった。
編集部