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SSS札幌が東京オリンピック決定日にホームグラウンド落成式開催

13・09・11
 上写真/新設されたグラウンドの隣りには札幌創成高校のグラウンド、近隣には石狩市スポーツ広場があり、道内でも有数のスポーツ施設集合地域として高い注目が集まる


 1979年に設立された育成の名門SSS札幌サッカースクール(特定非営利活動法人SSSスポーツクラブ)が、設立34年目にしてクラブ悲願のホームグラウンドを石狩市スポーツ広場となりに設立。東京オリンピック決定に日本中が沸いた9月8日に、オープンイベントを開催し、ストライプの入った見事な人工芝グラウンドを披露した。

 当日は、お祝いにかけつけたアデマール・ペレイラ・マリーニョ氏を中心に、多くの関係者やクラブ員が集い、500人規模のイベントとなった。会場には大きなサッカーボールのアドバルーンが打ち上げられ、交流試合やキックターゲット、ミニゴルフコースなどで楽しんだ。

 代表理事の岩越英治氏は「東京オリンピックが決定した記念すべき日に、ホームグラウンドをオープンできるのは非常に感慨深い。7年後のオリンピック代表選手を夢見て、子どもたちにはもっと頑張ってもらいたい」と、思いを述べた。

 SSSのスーパーバイザーでもあるアデマール氏は「100年を超える世界のトップクラブも、もちろんブラジルのプロクラブも、最初はアマチュアから始まり、長い時間をかけて伝統と歴史を作り上げてきた。そういう意味では、SSSが設立から50年、100年たった時にどう発展しているか楽しみであり、同時にサッカーで一緒に夢を見られるのは本当に幸せなこと」と笑顔で答えた。続けて「自分が関わっているひいき目があるかもしれないが、全国的に見ても、SSSには実績や理念を含めて大きな夢を掲げる資格がある」と、これからのクラブの発展に大いに期待していた。

 上写真/東京オリンピック開催が決定した記念すべき日に、会場では、特大サッカーボールアドバルーンが上げられるなど、華々しいイベントとなった


 上写真/この人工芝グラウンドは、スポーツ振興くじtotoの地域スポーツ施設整備助成人工芝生化新設事業の一環で整備された。今後も、toto助成金が有効活用され、地域のスポーツ環境が向上していくことが期待される

編集部