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高円宮杯U−15はガンバ大阪が制し、シーズン3冠達成

13・01・11
 中学生世代の最強チームを決める「高円宮杯第24回全日本ユース(U−15)サッカー選手権大会」が、12月23日から29日の日程で、J−GREEN堺(大阪府)他で行われた。

 北海道予選を勝ち抜き、全国大会に挑戦したのは、アンフィニMAKI.FC、札幌ジュニアFCユース、スプレッド・イーグルFC函館の3チーム。

 23日の1回戦、アンフィニは、ジェフユナイテッド市原・千葉U−15(関東)と対戦。立ち上がりから押し込まれる苦しい展開に我慢できず、前後半それぞれ4点を失い、大量8失点。J下部組織に力の差を見せつけられ、初戦で涙をのんだ。

 本大会初挑戦となる札幌ジュニアの初戦はサンフレッチェ広島F.Cジュニアユース(中国)。試合は前半に先制点を挙げたジュニアが、勢いに乗って試合を優位に進める。一度は同点に追いつかれるが、終わってみれば3−1と快勝。進んだ24日の2回戦は横浜FCジュニアユース(関東)との対戦。前半から攻められるシーンが目立ち、防戦一方のまま2失点。後半に入っても流れは変わらず、結局、1−4で敗戦となった。

 今年の北海道カブスリーグを制したスプレッドは、1回戦でFCバイエルンツネイシ(中国)と対戦。互いにゴールを奪い合う白熱したシーソーゲームとなったが、最後はスプレッドが決勝ゴール。4−3で勝利し、勢いに乗って2回戦に駒を進めた。

 2回戦(24日)の相手はロアッソ熊本ジュニアユース(九州)。またしても一進一退の激しい攻防となるが、スプレッドの攻守が冴えわたり、3−2のスコアで接戦をものにし、準々決勝へ。

 26日に行われた準々決勝は、アルビレックス新潟ジュニアユースとベスト4をかけて対戦。前半スコアレスのまま終了すると、後半立ち上がりにスプレッドが先制点を奪う。このまま逃げ切りたいスプレッドだったが、ここから新潟の怒涛の攻撃にあい、一気に逆転されてしまう。なんとか追いつきたいスプレッドだったが、追加点を奪えず1−3で敗戦。惜しくも準決勝進出はならなかった。

 29日に行われた決勝戦では、ガンバ大阪ジュニアユース(関西)が大宮アルディージャジュニアユース(関東)を4−2で下し、5年振り3回目の優勝。これでガンバは2012年シーズン、ナイキプレミアカップ、クラブユース選手権、高円宮杯と、史上初の3冠達成となった。
編集部