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高円宮杯U−15、道代表はスプレッド、アンフィニ、札幌ジュニアに決定

12・11・11
 中学生年代の日本一を決める「高円宮杯第24回全日本ユース(U−15)サッカー選手権大会」。北海道からは「北海道カブスリーグU−15」の優勝チームと、高円宮杯北海道予選成績上位2チームに全国大会出場権が与えられる。

 4月28日から9月16日まで、道内各地で開催されたカブスリーグを制したのは、スプレッド・イーグルFC函館。シーズンを通して安定した力をみせ、リーグ初優勝と全国大会出場権を得た。

 残りの2枠を巡り、10月6日から20日の日程(6日間)で、札幌サッカーアミューズメントパーク他で「第24回北海道ユース(U−15)サッカー選手権大会 兼 高円宮杯全日本ユース選手権大会北海道大会」が行われた。

 13日に行われた注目の代表決定戦。SSSジュニアユース対札幌ジュニアFCユースの一戦は、カブス2位のSSSが有利との前評判を覆し、ジュニアが気持ちのこもったプレーで試合を支配。最後は3−1でSSSを下した札幌ジュニアが嬉しい高円宮杯全国初出場を決めた。

 もうひと山はアンフィニMAKI.FCとコンサドーレ札幌U−15の試合。立ち上がりにFKからアンフィニが先制するも、コンサドーレも意地を見せすぐさま同点に。後半も激しい攻防となったが、アンフィニが効果的な追加点でコンサドーレを突き放し、3−1で全国への切符を手に入れた。

 14日に行われたアンフィニ対ジュニアの準決勝。互いに全国大会を決めていることもありオープンな打ち合いから、アンフィニが5−2で勝利し決勝へ。20日の決勝ではスーパーシードされていたスプレッドが登場。スプレッドがカブスを制した力を見せつけ3−0と完勝し、今季2冠達成となった。

 この高円宮杯道予選で出場権を獲得したジュニアとアンフィニの2チームは、代表決定戦で対戦したチームに対しカブスで共に2連敗していたが、大事な場面でリベンジを果たしたことも興味深い。選手たちもカブスでの借りを返そうと、ここ一番での勝負にかけた気持ちが相手より上回っていた。

 北海道代表の3チームは、12月23日から開催される高円宮杯全国大会(会場未定)に出場する。ここ数年、道代表が跳ね返され続けている全国の高い壁を打ち破ってもらいたい。
編集部