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シリアで教えある記『痛がる子』

09・10・11
 す〜ぐ痛がる子っていません?
 
 サッカーやってるんだから当たり前のように、相手とぶつかったり転んだりしますよね。その度に、「ウァ〜ッ!!!!!!!」ってうずくまって痛がる子が僕のサッカースクールにいるんです!それも、近年増えてるような気がしてなりません!
 
 手もちゃんと着けないから顔面からブアァ〜〜〜ってダイブしちゃってる子多いですもん。
 
 実はこれはシリアのSFAアカデミーを指導していた時も思ったことなんです。
 
 でもシリアの子の場合はアピールのひとつだったことが判明!?
アラブ人的発想!?でやられた時、大げさにアピールするのは鉄則らしいのです。日本の子はやられ次第その場で「ウううぅ〜っ」とうずくまるのに対し、アラブ流は転がる転がる!気分はいつでもシュミレーション。
 
 これには、毎回「痛がるな〜〜」「転がるな〜〜」って言ってましたからね。
 
 でも、シリアの子は転がるのがうまい!?せいか、日本の子と違って顔面からダイブってことにはなってませんでしたけどね。
 
 とにもかくにも、先ずは転ばないボディーバランスを身につけて万が一コケてもすくっと何事もなかったようにプレーを続けられるような逞しい選手に育てていかなければなりませんね。
 
ロベルト・屋良っティーニ