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『みんなでエンジョイスポーツ!』健康・メディカルコーナー

22・07・11
 北のサッカーアンビシャスでは、サッカーファミリーの健康維持につながる情報、スポーツ障害や外傷が起きてしまった場合の対処法などの参考事例として、道内で定評のある病院並びにクリニックの専門医、スポーツ現場に関わる専門家と連携し情報を提供していきます。選手やチーム関係者の方などで思い当たる障害や、万が一起きてしまった外傷などのリハビリ、健康維持などの参考としていただければ幸いです。

※育成年代の子の障害、外傷は、適切な対応を怠るとその子の将来を左右しかねない場合もあります。けがが長引いたり、不安な場合は、セカンドオピニオンも含め、実績と信頼の置ける医療機関をお選びください。また、弊紙からの提供情報はあくまで参考例として、安易に障害や外傷の断定はせず、ご心配な点があれば、必ず専門医の診断を優先してください。


◆今回担当していただくのは、「医療法人社団みつわ整形外科クリニック」の理事で理学療法士の石垣大輔さんです。石垣さんは理事を務めるクリニックの職務にとどまらず、スポーツトレーナーとしても活躍されています。

 今月号は、日頃のスポーツ活動でも役立つ体づくりトレーニングのひとつ「コロコロシーソー」を紹介していただきます。


「コロコロシーソー」

【効 果】
⇒体幹の筋力、コーディネーション(調整力)能力アップから、ボールと連動した体の使い方が良くなり、バランス能力の向上にも期待が出来ます。単純な腹筋を鍛えるトレーニングよりも、ボールを落とさないゲーム性もあり、楽しみながらトレーニング出来るでしょう。こちらの見本写真では、柔らかい小さなボールを使用していますが、通常サイズのボールでも構いません。

上写真1(最上段)/足の先にボールを置き、頭と足を地面から上げ、体全体をゆりかごのように丸めます

 上写真2〜4/ボールが足先から胸元まで止まることなく動くように、体全体がシーソーのようにバランスを取りながらゆらゆらと揺らします。体を前後に揺らす際にボールが落ちないように動きをコントロールしましょう

◇回数目安:20〜30往復

【ポイント!】
⇒ゆりかごのように腰が丸まった状態をキープし、運動の最中は、かかとが地面に付かないようにしてください。ボールが途中で止まらないように、全身のバランスでシーソーのようにゆらゆらと動かしましょう。ボールが胸元(アゴにぎりぎり当たらない首の下)から、足先まで、一定のスピードでコロコロと動き続けるのが理想です。

※ご注意、特に腰に違和感のある方や、痛みのある方は無理に行わないようにしてください。


◆石垣大輔氏プロフィル◆
・医療法人社団みつわ整形外科クリニック理事/理学療法士/スポーツセクションマネジャー
・日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
・JARTA認定スポーツトレーナー

―地域のスポーツ活動を応援する北のサッカーアンビシャス連携医療機関―
編集部