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広島皆実が初優勝を飾る!

09・01・12
 どちらが勝っても初優勝となる全国高校サッカー選手権決勝。1月12日、聖地国立競技場で広島皆実(広島)対鹿児島城西(鹿児島)の頂上決戦が行われた。
 
 試合は、エース大迫を中心に5試合で27得点を挙げた攻撃力の鹿児島城西と、5試合で1失点のみの強固な守備を誇る広島皆実の攻対守の構図になるかに思われた。
 
 しかし、前後半を通しボールポゼッションを含めた攻撃力が光ったのは広島皆実。前半20分、鹿児島城西大迫の強引な突破から1失点を喫するも、慌てず応戦。23分にFW金島、33分にMF谷本がゴールを奪い2−1と逆転。
 
 後半、広島皆実のいくぶん消極的なパス回しが目立ったところ、流れが鹿児島城西に動く。後半17分、大迫ともに連続ゴール中のFW野村が折り返しを確実に決め2−2。両校初優勝への気持ちがぶつかったが、ここから、広島皆実が再度ギアチェンジ。
 
 後半21分、広島皆実が右サイドを一気に崩し、仕上げは金島がヘディングで叩き込み決勝ゴール。創部60年で悲願の初優勝を決めた。
 
 両チームの戦いは攻撃的な姿勢から3−2と見応えのある決勝戦となった。本大会に出場できた選手も、また地区大会で涙を呑んだ選手も次なるステージでの活躍に期待したい。
編集部