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各地で強豪国が対戦。注目の選手たちが躍動

09・02・13
 2月11日は国際Aマッチデーであり、各地で国際親善試合が行われた。対戦には強豪同士のマッチアップもあり、W杯予選を戦っている国にとって本気度は高い。
 
 ロンドン(10日)では、W杯5回優勝のブラジルと4回優勝のイタリアが対戦。ピッチ外でのお騒がせもあったブラジルのロビーニョがこの日はピッチ内で活躍。1ゴール、1アシストと2−0の勝利に貢献した。1点目はブラジルらしい、ダイレクトパスの崩しから最後はエラーノがゴール。2点目は、自軍ペナルティーエリアでイタリアの10番ピルロが不用意なキープをしたところをすかさずロビーニョが奪う。そこから得意のフェイントで2人をかわし左足でゴール。公式戦ではあり得ないイタリアの集中力の欠如から生まれた。
 
 セビリア(スペイン11日)では、ベッカムが代表歴代2位タイとなる108試合目の出場にも注目されたイングランドと、欧州王者のスペインが対戦。前半にイングランドの無理な縦パスをカットしたアロンソがビジャへすかさずパス。受けたビジャは巧みなトラップとステップでDF2人をかわし右足で流し込んだ。イングランドも途中からベッカムを投入するなど同点を狙ったが、終了間際にはスペインのフリーキックからジョレンテにヘディングで決められ2−0。スペインがホームで欧州王者の力をそのまま見せ付けた展開となった。
 
 マルセイユ(フランス11日)では、マラドーナ監督とメッシが率いるアルゼンチンと、若手の台頭が待ち遠しいフランスとの一戦。試合は注目度と勢いの差でアルゼンチンが圧倒。前半に右の折り返しから、待ち構えていたアルゼンチンのグティエレスがトラップから右足で決める。後半にはメッシが両チームのサポーターから期待されていた通りの高速ドリブルで切り裂き、そのスピードのまま左足でゴール。2−0とスタジアムの興奮に終止符を打った。
 
 その他の主な親善マッチは、ポルトガル対フィンランドがC・ロナウドのゴールでポルトガルが1―0の勝利。ホームのドイツ対ノルウェーは、0−1でノルウェーが勝ち。チュニジア対オランダは1―1の引き分けなどが行われた。
 
編集部