北のサッカーアンビシャスでは、サッカーファミリーの健康維持につながる情報、スポーツ障害や外傷が起きてしまった場合の対処法などの参考事例として、道内で定評のある病院並びにクリニックの専門医、スポーツ現場に関わる専門家と連携し情報を提供していきます。選手やチーム関係者の方などで思い当たる障害や、万が一起きてしまった外傷などのリハビリ、健康維持などの参考としていただければ幸いです。

※特に育成年代の子の障害、外傷は、適切な対応を怠るとその子の将来を左右しかねない場合もあります。けがが長引いたり、不安な場合は、セカンドオピニオンも含め、実績と信頼の置ける医療機関をお選びください。また、弊紙からの提供情報はあくまで参考例として、安易に障害や外傷の断定はせず、ご心配な点があれば、必ず専門医の診断を優先してください。


◆今回担当していただくのは、「医療法人社団みつわ整形外科クリニック」の理事で理学療法士の石垣大輔さんです。石垣さんは理事を務めるクリニックの職務にとどまらず、スポーツトレーナーとしても活躍されています。

　今月号は、日頃のスポーツ活動でも役立つ体づくりトレーニングのひとつ「ゴロゴロ・ローリング」を紹介していただきます。


「ゴロゴロ・ローリング」

【効 果】
⇒体をゴロゴロとローリングすることで全身の筋肉の切り替えが良くなり、ボディーコンタクトへの素早い反応も期待出来るでしょう。“ゴロゴロする”と表現すると楽そうに思えますが、見た目以上に全身の筋力を使いますので、是非トレーニングに取り入れてみてください。こちらの見本写真では、柔らかい小さなボールを使用していますが、通常サイズのボールでも構いません。

　上写真１／両足でボールを挟み、手足が地面に付かないように上げます

　上写真２〜４／手足が地面に付かないように体をコントロールしながら１回転します。写真１の体勢に戻った後は、次は逆回転とした方が、目が回らないかもしれません

◇回数目安：５往復

【ポイント！】
⇒手足をできるだけ遠くに伸ばす意識を持ちながら、手足を地面に付けずになるべく連続して行いましょう。また、応用編として、両手でボールを挟んで行うこともできます。ゴールキーパーなどは、セービング体勢の筋力アップにもつながるでしょう。


◆石垣大輔氏プロフィル◆
・医療法人社団みつわ整形外科クリニック理事／理学療法士／スポーツセクションマネジャー
・日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
・ＪＡＲＴＡ認定スポーツトレーナー

―地域のスポーツ活動を応援する北のサッカーアンビシャス連携医療機関―