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『みんなでエンジョイスポーツ!』健康・メディカルコーナー

19・11・11
 北のサッカーアンビシャスでは、サッカーファミリーの健康維持につながる情報、スポーツ障害や外傷が起きてしまった場合の対処法などの参考事例として、道内で定評のある病院並びにクリニックの専門医、スポーツ現場に関わる専門家と連携し情報を提供していきます。選手やチーム関係者の方などで思い当たる障害や、万が一起きてしまった外傷などのリハビリ、健康維持などの参考としていただければ幸いです。

※特に育成年代の子の障害、外傷は、適切な対応を怠るとその子の将来を左右しかねない場合もあります。けがが長引いたり、不安な場合は、セカンドオピニオンも含め、実績と信頼の置ける医療機関をお選びください。また、弊紙からの提供情報はあくまで参考例として、安易に障害や外傷の断定はせず、ご心配な点があれば、必ず専門医の診断を優先してください。


◆今回担当していただくのは、「医療法人社団みつわ整形外科クリニック」の理事で理学療法士の石垣大輔さんです。石垣さんは理事を務めるクリニックの職務にとどまらず、スポーツトレーナーとしても活躍されています。

 今月号は、日頃のスポーツ活動でも役立つ体づくりトレーニングのひとつ「ボール挟み・バランスエクササイズ」を紹介していただきます。


「ボール挟み・バランスエクササイズ」

【効 果】
⇒立ち足に体重を乗せながら股関節の使い方(動かし方)を意識することで、中心軸の形成とバランスアップにつながります。また、ボールを挟みながら行うことで、立ち足だけでなく両足のハムストリング(太もも裏)や、大腰筋のトレーニングにもなるでしょう。

 上写真1/片足立ちになり、上げた方の足のひざの裏でボールを挟み、地面と水平になるまで上げます。合わせて、挟んだ足側の手を上げます(写真では右足で挟み、右手を上げています)。立ち足のひざは少し曲げ、バランスを取りましょう

 上写真2、3/股関節の動きを意識しながら徐々に体を折り畳むように、上げていた手を下げて、つま先をタッチしましょう。その後写真1の体勢に戻って繰り返します。

◇回数目安:左右各10回

【ポイント!】
⇒背骨を丸めるイメージではなく、股関節から体を折り畳むような意識で行います。また、慣れるまでは足にボールを挟まないで行ってもトレーニング効果は得られるでしょう。


◆石垣大輔氏プロフィル◆
・医療法人社団みつわ整形外科クリニック理事/理学療法士/スポーツセクションマネジャー
・日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
・JARTA認定スポーツトレーナー


―地域のスポーツ活動を応援する北のサッカーアンビシャス連携医療機関―

編集部