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弊紙発刊の書籍が好評につき、販売店舗拡大中!【一部抜粋して紹介】

19・10・11
 上写真/コーチャンフォー新川通り店で、目立つコーナーに平積み販売された「100万円も借りられなかったNPOが、街クラブ日本一の施設を造った奇跡の物語」


 2017年、Amazon初登場でカテゴリー別4位、その後口コミで広まり、大型書店「コーチャンフォー」でも取り扱いが開始された書籍「100万円も借りられなかったNPOが、街クラブ日本一の施設を造った奇跡の物語」(出版元:北のサッカーアンビシャス、税込1,080円)が、全国のサッカー関係者から注目を集め、絶賛発売中だ。

 現在、道内でも問い合わせが増え、コーチャンフォー新川通り店、ミュンヘン大橋店、釧路店、北見店と、取り扱い店舗が拡大中(各店舗、売り切れの場合はご容赦を。その他の店舗では取り寄せ販売も可)。

 本紙では、本の中身を少しずつではあるが紹介している。23回目は第二十八の巻「よしポルシェのお金でいけるな」を抜粋し、紹介したい(登場人物の年齢、所属、役職などは2017年出版時となります)。


【以下書籍より一部抜粋】

第二十八の巻「よしポルシェのお金でいけるな」

 このタイトルで、地域のスポーツ関係者の方は、一気に興味を失せたかもしれない。特にクラブ関係者なら、オイオイここにきて何言ってんだ(ふざけるな!)――という反発があるのも承知している。実のところ、本書に掲載するかも迷った項目でもある。しかし、SSSがNPO系アマチュアサッカー街クラブで日本一の施設を持つ―と、説明をしてきたのだから、正確な情報を掲載しなければ、読者をだましてしまうことになる。

 これは、2014年にSSSホームグラウンド隣に造った屋外フットサルコートと2016年に増設された第2駐車場の話なのだが、この二つについては正確に言うとSSSの持ち物ではない。所有しているのは柴田が代表を務める株式会社スポトレンドだ。

 フットサルコートの名称は「フットフットコート」。当初は、第1駐車場として利用していた土地だったが、さらに多くの子どもたちが活動出来るようにと、SSSのホームグラウンドと連動する形で整備された。これにより、試合が続く公式戦の際にも広いスペースでウォーミングアップが可能となり、小さい子どもたちの活動の機会も広まるなど、施設全体での稼働率も大きく向上した。

 スポトレンド社は、地域の子どもたちのためにと、陰ながら資金的な支援を行い、SSS以外の各種団体にもスポーツ用具の寄贈などを積極的に行ってきた。その継続的な支援活動は、札幌地区サッカー協会や、札幌市からも表彰される活動となっている。

 SSSのドリームプロジェクトを振り返ると、2012年12月にグラウンド用地の購入。2013年9月に人工芝生化。2014年9月にLEDナイター照明設置。2016年3月にクラブハウスの新設。2017年1月に多目的屋内交流施設の完成となっている。

 ここに至るまでには自己資金を含めて多額の資金が必要であり、スポトレンド社からの幅の広い支援は、必要不可欠であった。プロクラブについているような大きなスポンサーとしてではなく、SSSと一緒になって(ハイブリッド型スポーツクラブの一環として)、地域のスポーツ環境を向上しようとしてきたのである。

 ドリームプロジェクトへの寄付や、SSSサポートネットワークを通じてスポトレンド社が支援していたが、資金的に潤沢な企業でもない。柴田は個人的な資金も投入していたのだろう。それで「一度はポルシェに乗ろうとコツコツとお金をためてきたけど、ポルシェはあきらめて、スポーツ環境の更なる向上のためにフットサルコートを造ろう」になるのである。おそらく冗談のひとつだったのだろうが、「ターボ車はさすがに無理だな、911ならノーマルで十分だな」などとぶつぶつ言っているのを土橋は聞いていたという。

 これもあきれるようなエピソードではあるが、現実に屋外フットサルコートが整備され、柴田も(念願の)ポルシェには乗っていないので、事実なのかもしれない。何の参考にもならない気もするが・・・


 上:上段写真/2014年10月に完成した屋外人工芝フットサル場のフットフットコート。単独での利用はもちろん、SSSグラウンドに隣接していることで、大会時のウォーミングアップスペースとしても有効活用されている。スポトレンド社が運営しているインターネットショップ「foot-fut-24.com」(フットフット24 ドットコム)から、「フットフットコート」と名付けられた。http://foot-fut-24.com/

 上:下段写真/イベント開催時にはグラウンドゴルフや屋外バドミントンのスペースとしても活用され、子どもたちが様々なスポーツを体験する機会となっている


 上写真/2012年4月、子どもたちの安全のためにと、札幌市サッカースポーツ少年団連盟に雷センサーを寄贈し、札幌地区サッカー協会から感謝状を受ける柴田(左側)。右側は、一般社団法人札幌地区サッカー協会滑川敏明会長。SSSの活動以外にも、寄贈や寄付を積極的に行っている姿勢が評価されている


―この続きにご興味のある方は、ぜひ本書でお楽しみください。店頭でのご購入はコーチャンフォー(新川通り店、ミュンヘン大橋店、釧路店、北見店で取り扱い中。他店舗はお問い合わせください)か、Amazonでも送料無料で販売しております(Amazonサイト内で、「SSS札幌」、もしくは「SSSサッカー」で検索するとトップページに表示されます)。

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編集部