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『みんなでエンジョイスポーツ!』健康・メディカルコーナー

18・12・11
 北のサッカーアンビシャスでは、サッカーファミリーの健康維持につながる情報、スポーツ障害や外傷が起きてしまった場合の対処法などの参考事例として、道内で定評のある病院並びにクリニックの専門医、スポーツ現場に関わる専門家と連携し情報を提供していきます。選手やチーム関係者の方などで思い当たる障害や、万が一起きてしまった外傷などのリハビリ、健康維持などの参考としていただければ幸いです。

※特に育成年代の子の障害、外傷は、適切な対応を怠るとその子の将来を左右しかねない場合もあります。けがが長引いたり、不安な場合は、セカンドオピニオンも含め、実績と信頼の置ける医療機関をお選びください。また、弊紙からの提供情報はあくまで参考例として、安易に障害や外傷の断定はせず、ご心配な点があれば、必ず専門医の診断を優先してください。


◆今回担当していただくのは、厚別地域治療院一番店と評判の「リラクスペースぴよぴよ」藤田昌幸院長(愛称=MAX藤田)さんです。

 こんにちは!MAX藤田です。12月に入り、北海道もいよいよ本格的な冬になってきましたね。「師走(しわす)」とも呼ばれる今月は、皆様も何かとお忙しいことと思います。

 そんな中、朝起きてカーテン明けたら雪がもっこり。「時間が無いのに〜」と思いつつも、慌てて除雪をしに外に出て、スコップを振った途端に「ギクッ!」。こんな経験をお持ちの方もいらっしゃると思います。たかが雪かき。されど雪かき。なめてかかると、とんでもない目に遭います。

 スポーツごとの運動量を表す単位に「メッツ」というものがありますが、ご存じでしょうか。「メッツ」とは、体格などによって、運動量の差が出ないように考慮された運動強度の指数で、安静時を1メッツ、歩行時を3メッツなどと定められています。

 海外の研究によると、雪かきの運動強度は6メッツ。これはサッカーの試合に匹敵する大きさです。見た目以上にハードワークなので、雪かきでは無理をなさらないほうがいいですよ。

 さて、慣れない雪かきで腰を痛めたら湿布を貼ったり、腰をマッサージしてもらったり、整体に行ったりとその対処方法はいろいろありますが、自分自身でその場でできるセルフケアをお教えします。超簡単なのでぜひお試しくださいね。

【目 的】
 親指と人差し指のつけ根にある「合谷(ごうこく)」という経穴(ツボ)と周りの母指球筋群(下写真参照)をほぐして腰痛を緩和させます。

【やり方】
 親指(指先や指の腹)を合谷の位置に当て、手のひら側を残りの指で押さえて、はさむようにして強めの刺激を与えます。もまれているほうの手のひらや手首を動かすと、より効果的に刺激を与えることができます。痛いと感じるくらいの強さで、痛みを我慢しながら押し競けます。時間は3〜5分、最長でも10分が目安です。

 症状が重い場合、合谷の部分が非常にかたくなっており、親指が入らないこともあるかもしれません。それでも、2〜3分ほど押し続けていると、しだいにやわらかくなり、指が入るようになるはずです。

 痛みをこらえてもみ続けると、最初のうちはただ「痛い」と感じていたのが、「気持ちいい」感覚に変わってきます。それとともに血行がよくなって、首や肩がポオポカと温かくなります。やがて顔が熱くなるのが感じられるでしょう。
 続けて、手のひら側の母指球と呼ばれる辺りもゆっくりほぐしていきましょう。

 気が付けばほら、腰が軽くなってきていませんか。おまけに肩や腕の疲れもとれてくるはずですよ。
◆MAX藤田=本名:藤田昌幸院長のプロフィル◆
・札幌市厚別区「リラクスペースぴよぴよ」院長
・北海道鍼灸マッサージ柔整協同組合 監事
・全日本鍼灸学会 会員
・日本東洋医学会 会員
・全日本鍼灸師会 会員
・さとう式リンパケア 公認インストラクター
・伝統レイキ ティーチャー
・宝地図マスター
・日本サイクルマップ協会 公認講師
・またある時はラジオDJ、ある時はおじさんバンドのボーカルなどなど多方面でエネルギッシュに活躍中


―地域のスポーツ活動を応援する北のサッカーアンビシャス連携医療機関―

編集部