サッカーアラカルチョ

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屋良っティーニの教えある記『サッカーで苦しむ?!』

15・12・11
 朝早くから我がクラブ、エスコリーニャに問い合わせがあった!

 早いとは言っても10時くらい・・・でも、ろべるとには、早いのだ!! まぁ サッカースクールの問い合わせというのは、午後が多いんです! だから、ぼ〜っとしてたんです! なのに、内容が一気にヘビーになってしまった。。。

 お母さんは、体験練習を希望されているとおっしゃられたので、「どうぞ!」と気軽にお答えしました。

 そのお子さんは小学3年生で、これまで2つのクラブを変わったことがあるとのこと。最初はクラブチームで、結構ガリガリ、ゴリゴリやるチームなのでダメだったようで、その後、地元の少年団に移ったところ、仕事をしているためにお当番ができなく居づらくなってきたよう。

 更には試合のときに、家族のレジャーを優先したところ、ひんしゅくを買ってしまった・・・。などなど、お話を伺ううちに、挙句、お母さん泣き出しちゃうし。うーん根が深そう・・・。

 少年サッカーって、そんな思いでやるもん??

 ろべるとの考えるサッカーなんて、遊びのカンけりや鬼ごっこ気分と同じなんで、びっくらこいたわけですよ。

 で、「うちは、お当番なんてないですし、体験練習に参加して、良かったらうちで、やればどうです?」って言って、納得していらっしゃったんですが、その際、少年団の保護者にばつが悪いのか、チームを辞めるにも辞めにくいようなニュアンス・・・。

 でもさっ、こんな低レベルな問題が、まだ起きる? 一体どうなってるんでしょうね?!

 当然、そんな少年団でやってた子ですから、もうガチガチで、遊ばない、遊べない・・・。うちの子たちに「ヘ〜イ」って言われたら、全部パス出しちゃう『パスするか、パスミスするか』のどっちか。ドリブルのドの字もしようとしない。「そんなんでオモロイの?」って聞いたら、苦笑い・・・。

 はえ〜とこ、この子に、本当のサッカーの楽しみを伝えないといかんな!!

 あとは、そのお母さんも笑えるようにね! サッカーできなくて泣いてる人は世界中に沢山いるかもしれないけれど、サッカーできるのに泣くなんて・・・。

 ろべると、お役に立たせていただきます!!


◆筆者プロフィル◆
屋良 充紀(やら みつとし)= ロベルト屋良っティーニ
 現役時代はブラジル、エクアドル、コロンビアでプレー、コロンビアではコーチも兼任。
 帰国後、横浜FC泉Jrユースの監督として7年間指導。その後『JFAアジア貢献プロジェクト』で中東のシリアで未来のシリア代表選手を育成するべく、SFA(シリアサッカー協会)フットボールアカデミーを開校しヘッドコーチを務めた。アラビア語で『サッカー指導指針』をつくり、シリアは勿論のこと海を越えてアフリカ・スーダンでも高い評価を得ている。
 現在は横浜市でブラジルのストリートサッカーをヒントに遊び心をくすぐるサッカースクール、『エスコリーニャFC』と、川崎市でジュニアユースチーム『リーベルプント』を設立し、力を注いでいる。また、本紙以外にも『ジュニアサッカーを応援しよう』のホームページで『やら・り〜の基礎サッカー講座』を掲載中。