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「生きるためのサッカー」ブラジル日系2世の半世紀

15・02・11
 札幌大学の元サッカー部監督の紹介で香川県の出版社から、刊行の挨拶状が届いた。「生きるためのサッカー」ネルソン松原著。ネルソンといえば日本で初めてのブラジル人サッカー留学生として、札大に入った日系2世のプレーヤー。当時の監督は柴田勗先生。札幌サッカースクール(SSS)の創始者。この北のサッカーアンビシャスの創刊代表でもある。

 水臭いと思いながら、案内の著者紹介を見ていくとブラジル、札幌、神戸 転がるボールを追いかけて―の副題がついている。当時、札大の文化人類学の教授をしていた「ブラジル通の批評家」今福龍太先生の「この自伝には心がある。」の応援文があった。さらに「キャプテン翼」の・・・という件もあり、コンサドーレ札幌の応援団としては見逃せない。高橋陽一著の中でロベルト本郷が「サッカーは自由だ。そう、生きることと同じように。」のコメントも入っている。

 これは凄いぞ!と読み進むと札大で大学選手権、天皇杯で北海道初のベスト16、ベスト4に進出した選手で、一緒に来たセルジオ門岡との二人三脚の選手兼SSSコーチなど、大半が札幌のお話。元日本代表でコンサドから浦和など、現在は京都サンガFCの山瀬功治は教え子。

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池田 淳