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屋良っティーニの教えある記『まさに“夢”のワールドカップ出場!?』

13・12・11
 ワールドカップ最終選考に、佐々木さんが呼ばれた! 記者会見の席でザッケローニ監督が、最後のひとり「ササ〜キ!!」と呼ぶとあたり一面どよめきが上がった。そう、ジーコが「マキ」って呼んだ時みたいにね。

 記者たちは、手元にそんな『ササ〜キ』の資料がない。慌てて、携帯でどこかに電話する者、パソコンで調べる者・・・。そんな時、画面に『佐々木さん』が映し出された! あの『ジャンカルロ・ササキ』だ。

 みんなが知らないのは当たり前だ! そのむか〜し、ブラジルのマツバラクラブへのサッカー留学経験有りだが、その後は、草サッカーを楽しみながら、たぶん50歳くらいだと思う。

 足元もうまく、年齢を超えた運動量で1日4試合くらいこなしちゃう。「ポジションどこ?」って聞くと、「スーパードリブラー」っていう未知のポジションを教えてくれた。

 幼稚園でのサッカー教室を手伝ってもらった時だって、園児に名前を聞かれ、「ジャンカルロ・ササキだよ!」って名乗る。イカスぜ〜!

 お酒を一滴も飲めないのにいつも飲み会で盛り上げてもくれる。出身中学校は「フィレンツェ2中で、3中にベルゴミがいて、球技大会のサッカーで、ガチ勝負したんだぜ!!」って話してくれた。あの佐々木さんが、とうとう日本代表に選ばれた。

 「僕も佐々木さんの友達だ」と、ザッケローニ監督に伝えたくて携帯をいじくっていたら、なんと! ザッケローニ監督のメールアドレス発見!!

 メールして、ササ〜キの友達って言ったら、俺も代表入れてもらえるかも!って思って、メールしようと、文章を考える。。。う〜ん、なんて書こ〜悩む〜『僕は、ササ〜キのともだちで・・・』

 ・・・ってところで、目が覚めた! 夢だった〜。。あ〜スゴイ疲れた・・・。

 みなさん、年の瀬に変な夢に付き合わせてすみませんでした。。。でも、対戦国も決まり、ワールドカップ開幕まで“夢”をみながらずっと楽しめますよね〜。

※ちなみに佐々木さんは、実在する人物で愛すべき僕のサッカー仲間です(結婚されたそうです!)。


◆筆者プロフィル◆
屋良 充紀(やら みつとし)= ロベルト屋良っティーニ
現役時代はブラジル、エクアドル、コロンビアでプレー、コロンビアではコーチも兼任。
帰国後、横浜FC泉Jrユースの監督として7年間指導。その後『JFAアジア貢献プロジェクト』で中東のシリアで未来のシリア代表選手を育成するべく、SFA(シリアサッカー協会)フットボールアカデミーを開校しヘッドコーチを務めた。アラビア語で『サッカー指導指針』をつくり、シリアは勿論のこと海を越えてアフリカ・スーダンでも高い評価を得ている。現在は横浜市でブラジルのストリートサッカーをヒントに遊び心をくすぐるサッカースクール、『エスコリーニャFC』と、川崎市でジュニアユースチーム『リーベルプント』を設立し、力を注いでいる。また、本紙以外にも『ジュニアサッカーを応援しよう』のホームページで『やら・り〜の基礎サッカー講座』を掲載中。
ロベルト・屋良っティーニ