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屋良っティーニの教えある記『いくぜ! ブラジル!』

13・06・11
 やっぱり持ってる男は違いますね〜

 あの場面で、コーナー取って、相手にハンドを誘うようなところに蹴って、ハンドになって、PK〜 それをど真ん中に蹴って、ゴ〜〜〜〜〜ル!!!!!

 しかもそれが、ロスタイム。劇的すぎるでしょ! 映画じゃないんだからね!

 いや〜 史上初のホームでまたもや最速決定〜!

 これでコンフェデに向けて、もう一発イラク戦で色々試せるし・・・。計画通り?! いや整い過ぎ!!

 な・の・で・・・

 このまま、右肩上がりで勝ち続けながら、ブラジルに行くことが理想だと思ってしまいそうですが・・・サッカー大国ブラジルでは、何の問題もなく勝ち上がってワールドカップに出場した時は全くダメなんです!

 ですから、痛い目にあいながら本番の決勝トーナメントから徐々にピークを迎えていくのが“イイんです!”

 曰本も本大会に向けて、まずはコンフェデで痛い目にあって、課題が浮き彫りになって、1年かけて成長していく・・・。

 これでイイじゃないですか〜 

 さて、わたくしロベルトもブラジルに向けていい準備して、お金を工面していきます。一発“宝くじ当てて〜”ってのもありますが、そんなおいしい話は、ないのです。

 1年かけて、決して平たんではないけれど、痛い目にあいながらも、きっとブラジルに行けるように・・・そして、決戦の地、ブラジルでピークを迎えられるように・・・ね!


◆筆者プロフィル◆
屋良 充紀(やら みつとし)
現役時代はブラジル、エクアドル、コロンビアでプレー、コロンビアではコーチも兼任。
帰国後、横浜FC泉Jrユースの監督として7年間指導。その後『JFAアジア貢献プロジェクト』で中東のシリアで未来のシリア代表選手を育成するべく、SFA(シリアサッカー協会)フットボールアカデミーを開校しヘッドコーチを務めた。アラビア語で『サッカー指導指針』をつくり、シリアは勿論のこと海を越えてアフリカ・スーダンでも高い評価を得ている。現在は横浜市でブラジルのストリートサッカーをヒントに遊び心をくすぐるサッカースクール、『エスコリーニャFC』に力を注いでいる。
ロベルト・屋良っティーニ