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屋良っティーニの教えある記『卒業記念大会』

13・03・11
 卒業シーズンのこの時期、小学生ならではのイベントが行われる! その名もずばり!『卒業記念大会』 まんまです!

 私のチーム、エスコリーニャFCの所属する泉区サッカー連盟も毎年やってます。

 で、3月10日、ちまたでは花粉や黄砂、PM2.5だの言われ、春の嵐の吹き荒れる中やったんです! ホントくしゃみ・鼻水で辛かった〜。ティッシュひと箱使っちゃいましたからね。仕舞いには、赤ちゃん連れて応援に来てたおうちのおしりふきで鼻かんでました↓↓↓

 ま、そんな中、うちのチームの子どもたちにすれば、いつもの試合と変わらないんですね。でも、彼らに言っておいたのは、『とりあえず6年生は全部出よっか?』ってことですかね。というのも、基本、自分たちでメンバーとポジションみたいの!?(前の方と後ろの方)を決めるんで言っておかないとと思ってね。。。

 さて、そんなんで始まった大会! 予選ブロックは20分1本ずつで4チームと片っ端からやっていく。もうどの試合やってんのかわかんない。

 その後、ブロックの首位チーム同士が決勝を戦って優勝を決める! でも、最初っからバーやポストを叩きまくって入らない! 攻めまくってるのに入らない!

 やる試合やる試合、陣地が風下ばっかりで、なまじっか攻めるもんでカウンターをくらう! その時に、物凄い風が吹いて、一気に攻め込まれて失点がつづく。。。。『だめだ!勝てる気しない!』ってことで・・・予選落ち↓↓。でも、うちの子たち気にしてないしー。

 で、午前の部終了! 午後3時からは、泉区は通年リーグ戦をやっているので、前期優勝チームと後期優勝チームでこれまた大げさな『チャンピオンシップ』なるものをやる。うち、2部で前期優勝しているので、これにも参加。

 で、キックオフ!!

 相手チームは、小学生の試合でしかお目にかかれない珍技!!『キックオフシュート』なるもので、エスコリーニャゴールを脅かしてくるー。そのシュートがバーに当たり、跳ね返りが、うちのキーパー、すぎちゃん(ちっともワイルドではないけど)の後頭部にあたって入っちゃったりして、1−3で負けちゃいました。

 試合後、相手チームの監督さんと話していて、「6年生は、部活やクラブチームとか、どんなとこでやるの?」って聞いたら、「うちの子たち、中学行ったらサッカーやんない子ばっかりだよ。。。」だって。

 ホントに『卒業記念大会』だったんですな。。。

 これからが、競技レベルで楽しくなっていくはずなのに・・・やらないなんて・・・。ちょっぴりさみしー気持ちになってしまいました。。。

 小学生のころ楽しさいっぱいだったら、サッカーやめないはずなんだけどな〜。。。

 うちの子たちですか? 卒業後は、クラブチームや、部活でみんなサッカーやるって張り切ってます!! うちの子たちにとっては、いつも通り、この日も『いつもの試合』でした!

 これでいいのだ〜!!


◆筆者プロフィル◆
屋良 充紀(やら みつとし)
現役時代はブラジル、エクアドル、コロンビアでプレー、コロンビアではコーチも兼任。
帰国後、横浜FC泉Jrユースの監督として7年間指導。その後『JFAアジア貢献プロジェクト』で中東のシリアで未来のシリア代表選手を育成するべく、SFA(シリアサッカー協会)フットボールアカデミーを開校しヘッドコーチを務めた。アラビア語で『サッカー指導指針』をつくり、シリアは勿論のこと海を越えてアフリカ・スーダンでも高い評価を得ている。現在は横浜市でブラジルのストリートサッカーをヒントに遊び心をくすぐるサッカースクール、『エスコリーニャFC』に力を注いでいる。
ロベルト・屋良っティーニ