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屋良っティーニの教えある記『リフティングゥ〜』

11・05・11
 Jリーグも再開し、ベガルタ仙台がグイグイがんばって、勇気をもらえますよね!

 さて、この時期、少年チームの活動も活発になってきますよね。ちょうど各地域で選抜、トレセンのセレクションなどが行われる時期みたいです。

 今回、ひょんなことからとある地区の強化育成に関わることになり、セレクションのお手伝いをしてまいりました。

 セレクション種目の中に“リフティング1分”なんてのがありまして・・・→(えっ、そんなのやるの?!)

 ようは、1分間落とさなかった子が申し出る方式。。。このやり方、「よ〜〜い ドン!」ではじめて落としたらダメ!!の明快なルール。

 はじまって、ポロポロ落としてしまう子たちの中で、ひたすら“モモ”の子発見!!

 思わず『モモ子』と名付けたくなる様な、“モモ”オンリー。好きな食べ物は?って聞いたら、迷わず、「モモ〜」って言ってくれそうなほどのモモリフティング。で、余裕の1分。

 2回戦、3回戦も、もちろん“モモ”オンリー、しかも、スタートは手から始めてまして、これまたびっくり、サッカーのゲームで起きるボール扱い向上のためのリフティングとはまったく関係ない展開。。。な〜んでそうなっちゃったのか!?

 その夜、バラエティーサッカー情報番組を見ていると・・・宇佐美(ガンバ)、山田(レッズ)などが出演する“宿題リフティング”コーナー。

 口あ〜んぐりで、あんなにクルクルやったら股関節がどうかなってしまうだろうし、もはやスローでも何をどうやったのか分からないほど驚愕のテクニック!!

 『日本人が極めるとこうなるんじゃ〜(サッカーのスキルとはちょっと離れちゃいましたけど、足があれだけ器用に使えるんだからうまいに決まってます!!納得)』で、同じく出ていた、おなじみ?サンバ黒沢さん(私の友人)が通訳を務めるチームのブラジル人の下手さにびっくり!? そのあとの、フッキ(FCポルト)の程良い下手さにもびっくりでした。

 でも、そのブラジル人が、『モモ子』を観たらもっとびっくりだったでしょうね。

 と、リフティングにまつわるびっくりを堪能した1日でした。。。


◆筆者プロフィル◆
屋良 充紀(やら みつとし)
現役時代はブラジル、エクアドル、コロンビアでプレー、コロンビアではコーチも兼任。
帰国後、横浜FC泉Jrユースの監督として7年間指導。その後『JFAアジア貢献プロジェクト』で中東のシリアで未来のシリア代表選手を育成するべく、SFA(シリアサッカー協会)フットボールアカデミーを開校しヘッドコーチを務めた。アラビア語で『サッカー指導指針』をつくり、シリアは勿論のこと海を越えてアフリカ・スーダンでも高い評価を得ている。現在は横浜市でブラジルのストリートサッカーをヒントに遊び心をくすぐるサッカースクール、『エスコリーニャFC』に力を注いでいる。
ロベルト・屋良っティーニ